少しずつ華の幹(はなのき)を知っていただくことも増えてきたようですが、
私たちについて、
ご存知ではない方も多いので、
また、ここらで一回、
私たち華の幹のことについて、ご紹介いたします~

私たちは、2011年に発足したボランティア団体です。
活動の目的は、
つくば市小田に佇む、
築106年の母屋、築141年の蔵を再生保存しつつ、
それらを積極的に地域に開放し、
その場所を、
多世代、異文化、多地域の交流の場にしたい。
というものです。

母屋は、明治時代にあって、
とても栄えていた地元農家で庄屋でもあった家であるので、
豪華な建材(今では入手不可能というレベルの)で作られていて、
また、家の格式を示す建築様式は、
母屋も蔵も最高様式。
華の幹小田古民家再生保存の会”について
玄関部の軒の下が三段になる作りは、
家の格式を表し、最高レベルを示します。
廊下も3方向を走る最高様式で、
奥座敷4部屋は"釣り天井”です。
(とても天井が高いです)
母屋だけで、建坪が90坪ほどある
かなり大きな家です。
1階は、18畳ほどの土間、座敷は6部屋あります。
2階は、20畳ほどのお蚕部屋、女中さん部屋が2部屋あります。

蔵は、現在は、外の白壁(土壁)がかなり痛んでいるため、
サイディングで保護しています。
でもこちらは明治4年建築、
とても貴重な蔵です。
華の幹では、
できればこの蔵の復活も目指したいと思っています。

家の再生保存活動を続けていくうちに、
自然と沢山の方々との繋がりができはじめ、
新しいメンバーが、どんどん参加してくれ、
いろいろなことができるよになりました。
古民家を再生していく過程で、
活動の目的の一つである"多世代交流”が自然とできるようになりました。
そして、異文化交流も。
そして、地域の方から、お誘いを受け、
地元小田のお祭りなどに参加するようになりました。

華の幹では、
"古民家は、"使って”こそ、存在の意味がある”と考えます。
飾り立てて、それを見物するのではなく、
昔からその家にあった自然の風景、
子供から大人、ご老人までが一緒にいて、
家を毎日使い、
時に壊れたら直し、使い、また壊れたら直し、を繰り返して、
家を"生きたまま”後生へ繋いで行きたいと考えています。

そのため、
華の幹では、積極的に、
いろいろなイベントに古民家をお貸ししています。
明治時代の作りで、
しかもまだ再生途中の古民家ですので、
至らない部分もありますが、
それでも良いとおっしゃっていただけるなら、
どうぞ使ってください。という考えです。

また、使っていただくときに、
華の幹の活動に、場所代として、
寄付していただき、
それを補修活動の資金にしています。

現在活動のNPO化を準備しております。
また、”いばらぎ未来基金”の指定活動となりました。


これからは、
今までと同じく、
どんどん積極的にいろいろなイベントに座敷や敷地を解放しつつ、
さらに家の補修、掃除を進めて、
地元小田城の公園化完成と共に増えるであろう観光客へ、
また、
年々どんどん人気が出てすでに多くの観光客が来山している
宝篋山への観光客へ、
東屋的(休憩所、観光拠点)な働きを期待されているため
毎日カフェや地元のお土産屋を開店できることが目標です。


華の幹(はなのき)
の名前の由来は、
この古民家に集まる人みんなが、
沢山の笑顔の花(華)を咲かせ、輝けるように、
この古民家が、その笑顔の華の大本の"幹”になるように、
・・・そんな意味で名づけました。
(あとは、
私と、この家を繋いだ、私の祖母、
(この家で生まれ育った)
幹(もと)おばあちゃんの名前から取ったものでもあります)

先日のイベントでも、
沢山の華が咲いて、私は最高にうれしかったです。


華の幹のメンバーは、現在、男女半々くらい、
20代~70代までの人が入り混じって活動しています。
完全ボランティアなので、
華の幹で個人的にお金を儲けようということには一切協力できません。
(ただし、
華の幹の活動のための資金を頂くことは、OKです。)
そして、
人の輪を大切に、沢山の方々と交流したい、
地域のために、子供たちのために、古くても良い物を残したい。
というお考えの方、
ぜひとも、活動に参加してくださいませ。
通常活動(は、補修、掃除を中心にして活動しています)は、
月曜日、金曜日です。

華の幹門前に月スケジュールも掲示板で出しています。
(参考になさってください)






活動当初、家は以下のような状態。
華の幹小田古民家再生保存の会”について
廊下は土ぼこりで真っ白。
華の幹小田古民家再生保存の会”について
あちこち穴が開いた状態。
北の廊下は、朽ち落ちていて歩けませんでした。
華の幹小田古民家再生保存の会”について
2階にあった古い衣類の残骸
華の幹小田古民家再生保存の会”について
華の幹小田古民家再生保存の会”について
庭はジャングルでした。
華の幹小田古民家再生保存の会”について

家は、数十年掃除されないままに、
十年弱ほど空き家になっていたため、
上の写真のように、家はがらんどう。で、
穴だらけ(北の廊下は朽ち落ちて
歩けませんでした)、
あちこち、痛みが激しく、でもそれより
全てが汚れていて、
土ぼこりでしらっ茶けていました。
2階には、足の踏み場がないくらいの土砂とお蚕の道具類の残骸、
家具?の残骸、衣類の残骸、よくわからない物体があふれていました。


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Posted by hananoki at 22:48│Comments(0)古民家再生
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