原文のまま、ご紹介させていただきます。
(この文章は、華の幹古民家に、
能面展開催の間、置いてあります。)


「縁」-「華の幹」との出会いー

 能面 荒昌二郎
     六代目杢右衛門

数有る能面物語りの中で、「隅田川」と「桜川」は、
親子(母子)連れと、人商人(人身売買人)との係りを語るニ題能物語である。
「隅田川」の舞台は、
東京浅草は山谷付近の当時の隅田川の渡しであり、
「桜川」は、
茨城県土浦の霞ヶ浦に流れ込んでいる桜川上流の岩瀬地区
(現、桜川市岩瀬)が、その舞台である。
そして、「隅田川」の物語り展開は、
人買いにさらわれた我が子を探し求めて尋ね来た母親が、
我が子はすでにこの世にいない事を知る悲劇の物語であるのに対し、
「桜川」は、尋ね来た母親が、我が子と再会し、
故郷で幸せに暮らすというハッピーエンドの物語りである。

それぞれふたつの川を題にした物語りの、
「隅田川」は私の住むところからそう遠くもなく、常日頃目に出来る川であるが、
「桜川」はなかなかそうはいかず、
その為の時間を特別にさかなければ訪れる事はままならず、
まして、その物語り場となっている「磯部寺」たる寺が、
どのお寺さんなのか、
それが今日存在する寺なのかどうかもさだかではないままに、
その地を一度訪ね歩きたいと思っていたところ、
その「桜川」の流れる地が、
「華の幹」の地、つくば市小田地区なのである。

私が能面を打ち始めて十七年になる今、
心に懸けていた「桜川」の流れる地で
こうして自作品展を行えている自分を考えると、
「桜川」が私を呼び寄せてくれた様な錯覚に陥る。

この事は、当然に、ここまでの機会を作ってくれた友人達との
係りである事は確かな事なのであるが、
その、人達との巡りあわせこそが、
「桜川」が私をこの地に呼び寄せてくれた因縁であるわけで・・・
なるべくして成った合縁であると、私は思っている。 

合掌



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