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Posted by つくばちゃんねるブログ at

2011年11月01日

華の幹古民家のご紹介

今年3月から始まったばかり、
小田古民家再生保存の会 華の幹(はなのき)が、
再生を目指して活動しております、
母屋と蔵を、
改めてご紹介いたします。

母屋・・・・建坪約90坪ほど。
かなり大きな御家です。



それもそのはず、
その昔は
小田地区のかなり広範囲の土地を敷地として所有し、
小田地区の村長なども勤めた
旧家で、大地主の家なんです。
そして、この家が建てられた明治40年当時、
この家はかなりの資産もある富豪であったので、
使われてる建材は、
今では考えられないほどの、
とても立派な素材がふんだんに使われています。
そんじょそこらの古民家とは一味違うわけです。


そんなわけで、
家の作りも様式的にも最高ランク。
玄関の軒の下は、三段になっており、
廊下は、南、東、北と、3方向をぐるっと回っております。

(注、現在は、玄関のガラスは
ステンドグラスのガラスが入っております。
写真は、活動当初の玄関です)

玄関を入って土間がありますが、
そこの梁はまた見事です。


かなりの太さがあり、
これを見たお客様は皆「すごい!」とおっしゃいます。

そして、実はこの家には2階があります。



約30畳ほどでしょうか。
昔のお手伝いさん部屋と、
お蚕部屋だった場所です。
2階のお手伝いさん部屋には、
押入れもあり(襖は現在ありませんが)
そして、2階は、
この家を支える梁たちを一望できるため、
その景色は壮大です。
(2階は床板が一部傷んでいるため、
現在はまだ公開しておりません)

そしてあちこちに歴史の後?
文字が書かれています。


家族構成がかかれていたり、
将来家を継ぐ長男の名前がかかれていたり。
この家を作った大工さん、細工人の方の名前も。
(みな、同じ小田地区の大工さんのようです)

また障子や欄間も、かなり凝った作りで、
とても価値あるものだそうです。
一部、活動を始めた時点で、
既に破損してしまったものもあります。

そして、蔵、総2階立てです。
こちらも様式的に最高ランクだそうです。
1階は壁は全て木材で覆われていて、
土壁は表面に出ていません。
2階へ上がると、
今度は土壁がむき出しになっています。
そして、また梁がすごい太さで、
すごい迫力です。
そしてさすがに蔵?夏は涼しく、
冬は暖かい・・・。
先人の知恵を感じる場所です。

そして敷地は、かなり減った・・とはいえ、
700坪弱ほどあります。
でも、現在ある門は、実は、
明治時代当時は、”裏門”だった門のようです。

表の門は、
今は他人様の土地になっている
遥か向こうにあったとのこと・・・。
昔は、土地があまりに広大だったため、
近隣の住民は、
この家の敷地を生活の中で使っていたようです。
(この家の庭で昔よく遊んだよ・・という
近隣住民の高齢者の皆さんのお話をよく聞きます)
歴史の流れを感じます・・・。


そんな歴史を持つ、
華の幹古民家です!!!
どうぞ、よろしくお願いいたします!!!   
Posted by hananoki at 20:02Comments(0)古民家再生